最近、WordPressとアメブロを連動する方が増えているように思います。
アメブロで書いた記事を自動的にWordPressにも読み込むような連動です。
つまり、まったく同じ記事が2つも投稿されてしまいます。
「WordPresssとアメブロを全く同じ記事で連動する」
という手法は最近流行っていますが、私個人的にはあまりお勧めできません。
現在の検索エンジンの傾向からは、
メリットよりデメリットのほうが多いような気がしてならないからです。
ただ、アメブロは商用利用を禁止していますので、
万が一にもアカウント(ブログ)を削除されてしまうことも考えられます。
実際に昨年7月、商用利用している大量のブログが何の忠告もなく突然削除されました。
その時のためのバックアップとしてWordPressに全く同じ記事を連動させておくという、
一つの保険としてWordPressとの連動が流行っているのだと思います。
現在のGoogleでは小手先のSEOは全く意味がありません
Googleは検索ユーザーに対して最良の情報を提供しようと努力しています。
例えばAさんが「誕生日 花 大阪」と検索したとします。
その時、全く同じ内容の記事(アメブロとWordPress)が2つ表示されても、
Aさんにとっては全く無意味です。
もしあなたがAさんと同じ立場だったら・・・と考えてみてください。
Googleで検索した時に全く同じ記事が2つ表示されたら、
「なんだ、全く同じじゃないか。邪魔くさいな」 と思いませんか?
「誕生日 花 大阪」と検索する人は、 大阪で誕生日に贈る花を探している人です。
そんなAさんのためにGoogleは、 「大阪の花屋さん」の情報をより多く表示したいはずです。
全く同じ記事を2つも表示するよりは、より多くの情報を表示するほうがAさんにとって有益です。
Googleは「検索ユーザーにとって最も有益な情報」を検索結果に表示します。
ホームページを持っている側(花屋さん)のために表示しているわけではありません。
Googleはこう言っています。
『私たちの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです』
情報を提供する側の利益のために存在しているわけではありません。
つまり、ホームページで売り上げを上げてもらうために存在しているのではないのです。
情報を求めて検索するユーザーのために検索エンジンを提供しているのです。
小手先のSEOは本当に無意味な時代です。
悪質な会社が美味しい思いをしてしまう
お金をかければ上位表示できる時代は終わろうとしています。
適当に会社を作って・・適当にホームページを作って・・
SEOだけは大量のお金をかけて上位表示したようなホームページは、
はたして検索ユーザーにとって有益でしょうか。
昔のGoogleは完全にロボットでしたのでお金さえかければ上位表示できたのですが、
現在のGoogleは人だと思っていただいて間違いありません。
Googleは本当に有益なサイトを判別しています。
お金だけかければ上位表示できるものではありません。
今最も重要なこと
「検索ユーザーにとって有益な情報を提供すること」です。
言い換えると、「Googleに気に入ってもらうサイト作り」です。
「このサイトなら検索ユーザーに表示してあげたいな」と思わせるようなサイト作りです。
もちろん基本的なSEOは必要ですが、一番大事なのは文章の中身です。
もし私がアメブロとWordPressを同時に運営していくなら、
・アメブロはスタッフブログ
・WordPressは社長ブログ
のように、書き手を変えます。
つまり全く同じ出来事でも、同じ文章にならないよう違った目線で情報を提供していきます。
同じ出来事でも社長とスタッフでは違った話になり、読み手も面白いと思います。
もし書き手が一人しかいない場合は、
・アメブロは主にプライベートの事を
・WordPressは主にお仕事の事を
このように違った用途で使い分けます。
アメブロを利用する場合は「商用利用禁止」という利用規約を守るべきです。
WordPressで集客しバリバリの仕事振りをアピールしておき、
「プライベートブログもやってます」という感じでアメブロに飛ばします。
すると書き手のおちゃめな一面などを垣間見ることが出来、人柄を知ることが出来ます。
同じようなサービスを同じような料金で提供している会社は山ほどありますので、
料金がどうの、サービスがどうの・・・というよりは、 「この人」に依頼する時代だと思っています。
WordPressとアメブロの連動は・・・
以上のような理由から、
WordPressとアメブロに全く同じ記事を投稿する理由が私には分かりません。
それは完全に情報を提供する側の利益(メリット)を追求しているに過ぎず、
検索するユーザーや、世界中の情報を整理しようとしているGoogleにとって邪魔くさいだけです。
いずれ淘汰されていくと思っています。